【鹿児島県 桜島】地面に埋まっている珍しい鳥居!黒神埋没鳥居・腹五社神社

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日本でも珍しい、鹿児島県桜島にある地面に埋まった鳥居、鹿児島県の天然記念物「黒神埋没鳥居」と「腹五社神社」をご紹介します!

この記事では下記のようなことを書いています。

  • 桜島の観光名所 黒神埋没鳥居・腹五社神社について
  • 無料駐車場はあるのか?
  • 見所は何か?

黒神埋没鳥居

黒神埋没鳥居は鹿児島県の桜島にあるその名の通り、腹五社神社にある地面に埋まってしまっている鳥居です。

鳥居が埋まってしまった理由は、大正3(1914)年の桜島大噴火で噴出した大量の火山灰や軽石が噴火によって降り積もったためです。

その際には、なんと火山灰や軽石が上空18,000m以上まで上昇したそうです。

航空機が飛ぶ高さは一般的に8,000~12,000m前後なので、飛行機に当たってしまうほどの高さまで粉塵が舞い上がったことになります。

そう考えるとすごい高さです!

話を黒神埋没鳥居に戻すと、当時「腹五社神社」の鳥居が、たった1日で火山灰や軽石で埋め尽くされ、もともと高さ3mあったという鳥居が、2m近く埋まってしまい、現在の埋没鳥居のようになってしまったそうです。

噴火後、住民の方々が鳥居を掘り起こそうとしたそうですが、「後世に噴火の記憶を残そう」という想いから、噴火直後の姿のままにされているとのことです。

当時のままの姿を現在も拝むことができるのは感動です!

いたるところに説明が設置されてます。

ガッツリと埋まってる鳥居!

実際に見ると、思っていた以上にガッツリ埋まってます!(笑)

罰が当たりそうなので絶対にできませんが、跨ぎ越せそうなくらい笠木が低い位置にあります。

いつもは見上げている笠木が足元にあるので、なんだか不思議な感覚です。

もちろん埋まってしまっているので、奥の腹五社神社本殿に行く際には鳥居をくぐることはできません。

たぶん這っても無理。

鳥居の横を通るしかないので、私は鳥居の前でお辞儀して、横を通り、本殿へ参拝しました。

↑結構ガッツリ埋まってます!

腹五社神社

腹五社神社(はらごじんじゃ)の本殿への道は、鹿児島市立黒神中学校の間を縫うように入っていきます。

鳥居を過ぎ、「ほんとに入っていいんかこれ?」と思いつつ進むと、ご丁寧に「本殿はこちら!」の看板が貼ってありました。

普通に中学校に入れちゃいそうですが、不法侵入なので入らないようにしましょう。

本殿は写真を撮りませんでしたが、木々に囲まれたいい神社でした。

なお、御祭神は月讀命(ツキヨミノミコト)、 瓊々杵尊(ニニギノミコト) 、彦火々出見命(ヒコホホデミノミコト) 、鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト) 、須佐之男命(スサノオニミコト)の5柱で、一説によると瓊々杵命(ニニギノミコト)のかわりに木花開耶姫(コノハナノサクヤビメ)を御祭神とするとも言われてます。

↑本殿までの道(?)にある看板

埋没鳥居について知ることができる「黒神げんき塾」

埋没鳥居のすぐそばには、埋没鳥居について知ることができる「黒神げんき塾」が無料で開放されてます。

お隣の中学校の授業の一環で生徒さんたちが学ぶ機会があるのでしょうか、当時の写真等があり、とても勉強になります。

生徒さんの手作りの記念写真撮影用のフレームが置いてあり、とても微笑ましいです。

↑授業で使ってそうな桜島の誕生が学べるパネル

↑当時の写真や説明が展示されてます。

↑生徒さんの手作りであろう記念写真撮影用のフレーム

無料駐車場は埋没鳥居の目の前

車で来た際は、無料駐車場が埋没鳥居の目の前にあります。

観光バスも停められるようになってました。

黒神中学校が目立つので、すぐわかると思います。

看板が立っているので、見逃さずに!

なかなかお目にかかれない地面に埋まった鳥居なので、皆さんも是非行ってみてください!

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